FAPIG

THE FlRST ATOMlC POWER INDUSTRY GROUP

 

FAPIG誌 概要

ペレット仕上検査設備2号機の開発

〔概 要〕
 わが国では,ウラン資源の有効利用に向けて高速炉や軽水炉によるプルトニウム利用の計画が進められている。これら原子炉に供するMOX燃料の内,高速炉向けは1988年から日本原子力研究開発機構殿のMOX燃料製造施設で製造が開始され現在に至っており,軽水炉向けについては日本原燃殿)MOX燃料工場での製造が決定し,2010年に建設が開始された。
 富士電機は,1990年代から高速炉向けMOX燃料の製造設備の設計・製作を手掛けてきており,2010年2月に日本原子力研究開発機構殿へ「ペレット仕上検査設備2号機」を納入している。
 本稿では,「ペレット仕上検査設備2号機」の設備概要を紹介する。