FAPIG

THE FlRST ATOMlC POWER INDUSTRY GROUP

 

FAPIG誌 概要

スマートシティ実現に向けての需要家側の取り組み視点

〔概 要〕
 スマートシティでは,エネルギー・交通などの各分野におけるCO2の排出を,ICTを利活用して抑制しながら,Quality of Life(生活の質)の向上を目指している。これにより住民は,優れた住民サービスを介して,情報通信ネットワークやエネルギーの利便性の向上と低炭素社会の実現を享受する。そこでは,需要側自らがエネルギーを創出し,自らがエネルギーの使い方を決めて需給を管理する,エネルギーのプロシューマーに変わらなければならない。スマートシティ実現に向けて,需要家自身が,エネルギーマネジメントの主体的意識の醸成,エネルギー消費機器の効率の最大化,無駄・ムラのないエネルギーの賢い利用方法の普及・浸透に,今から取り組むことが重要である。
本稿では,需要家がプロシューマーに変わるためのエネルギーマネジメントとそのPDCAサイクルの実行,それを活用したコンサルティング事例を紹介する。