FAPIG

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FAPIG誌 概要

2014年の経済展望

〔概 要〕
 アベノミクスがスタートして1年。第一の矢「大胆な金融緩和」と第二の矢「機動的な財政政策」の期待以上の効果により,円安・株高が進行し,企業・家計のマインドが改善する中で,景気は緩やかに回復している。一方,肝心の第三の矢「民間投資を喚起する成長戦略」の力不足が指摘され,4月の消費税率引き上げによる影響が懸念される中で,日本経済が本当にデフレから脱却できるかは依然不透明な状況にある。本稿では,2013年のアベノミクスの歩みを振り返ると共に,デフレからの脱却の正念場を迎える2014年の日本経済について展望してみたい。