衛星SARデータによるリアルタイム災害監視への取組み

(FAPIG 166号 42ページ参照)

人工衛星を使用した地球観測技術は近年いよいよ実用化され、防災監視の分野でも応用が期待されると共に、その実運用面での有効性の確認が大きな課題となってます。
防災科学技術研究所および富士通では、スーパーコンピュータシステム、高速ネットワークつくばWANの利用による、災害監視システムのプロトタイプを構築し、国際共同研究 プロジェクトの枠組みの中で、実証試験を開始しました。
衛星SAR(Synthetic Aperture Radar:合成開口レーダ)データ処理の為のシステム開発等、リアルタイム災害監視に向けての取組みについて紹介します。

この3枚の画像は、中国東北部(松花江ハルピン付近)の洪水をJERS1衛星SARが捉えたものです。5月の段階では洪水の発生は確認されませんが、7月には中流部洪水が確認(矢印付近)され、8月には下流域まで洪水が進行しているのが分かります。

連絡先:防災科学技術研究所 防災情報基盤支援プログラム「防災シミュレータ」
プロジェクトディレクター 諸星敏一 029-851-7677
E-mail:moro@bosai.go.jp
連絡先:富士通株式会社 科学ソリューション事業本部
科学ソリューション統括部 斉藤健司 03-5397-6197
E-mail:saitou.kenji-03@jp.fujitsu.com

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