井上 隆 Takashi Inoue 元FAPIG企画委員長

 
作者プロフィール
富士電機システムズ エネルギーソリューション本部 本部長付、1947年山口県生まれ。
1971年入社(当時は富士電機製造)、入社以来主に原子力事業に従事、もんじゅの建設などの高速炉の開発分野、MOX燃料製造分野などで業績。原子力事業部長、関西支社長、取締役を歴任し、2010年から現職。

主な活動履歴
生来の絵画好き。特に透明水彩画に興味を持つ。本格的に透明水彩画に取り組み始めたのは関西単身赴任時代で比較的遅い。まず選んだテーマは「日本の西洋建築物」。多くの西洋建築物を描くが、エンジニアならではの精密で清涼感のある作風に。その後、日本や欧米の風景、船、社寺、造形静物画、単身赴任先からの暖かな絵手紙など幅広く創作活動を続けている。

安曇野
わさび田湧水群公園

安曇野の伏流水は古くから新田の開墾などに用いられてきた。わさび栽培が始まったのは大正時代で、多くのわさび農園がある。遠くに常念山脈を望み、真夏でも15度を越えない清澄で豊富な水が静かに流れ、四季折々の水の風景を織りなす。公園には名水百選の憩いの池がある。


 
日比谷公会堂
1929年、当時の東京市長後藤新平の企画で「市政会館」として建設された多目的ホール。日比谷公園の中にあり、長く、唯一のコンサートホールとして数多くの名演の舞台に。今ではコンサートホールとしての役割は小さくなっているが、東京のシンボルの一つとしてその名と姿が慕われ続けている。


「日本の風景」透明水彩画

 

旧古河庭園
1917年古河財閥3代目当主虎之助により現在の洋館、庭園に。洋館はルネサンス調。庭園は、フランス式とイタリア式の技法を合わせた洋風庭園(バラ園)と小川植治作庭の日本庭園。現在は都立庭園で国の名勝に指定。東京都北区。


 
中ノ島公会堂
国指定の重要文化財。大正7年北浜の仲買商岩本栄之助氏が建築後大阪市に寄贈。大正期の勇壮な建築様式を持つ大阪のシンボルの一つ。2002年に永久保存・再生工事を完了し現在に復活した。


「日本の西洋建築物」透明水彩画